もう何十年も旅カメラを、いろいろ使ってきました。
その試行錯誤の結果をまとめてみます。
私の旅は、まず旅を楽しむ→そして旅の一コマを写真に撮ることでさらに旅を有意義なものにするというものです。旅の感動を残したいと思うのは自然な気持ちだと思います。
そのため重厚な機材を担いでいく気はしません。写真機材のために旅が楽しくなくなるのは、本末転倒です。
もちろん写真撮影を目的にじっくり腰を据える場合は、重い機材も苦になりません。そういう場合は、銀塩時代は中判カメラを使いましたし、デジタルでもフルサイズを買おうと思っています。ただ、「旅カメラ」には、まず小型軽量というのが条件です。
とはいってもコンパクトカメラでは、画質や操作感に不満が残るのも事実です。
せっかくの旅の感動を、できるだけ高画質に、できるだけチャンスを逃さず、リズミカルに撮りたいのです。
そこで操作性に優れた小型一眼レフというのが到達点になります。
次に必要画角です。一番一般的なのは、換算28mm~200mm程度だと思います。
できれば、24mm~300mm程度あればベターです。
大自然やヨーロッパの街などでは、さらに画角を両側に広げたいという欲望が湧くことがあります。
でも旅先では頻繁なレンズ交換は避けたいものです。何よりシャッターチャンスを逃すからです。カメラ一台に沢山のレンズを持参した経験もありますが、特に海外旅行では難儀しました。
例えば海外の街を歩いて旅を楽しんでいると、広角で撮りたい被写体や、望遠で撮りたい被写体が、次々と現れてきます。そんなとき、いちいちレンズ交換するために時間をとっていては、スムースな街歩きができません。旅の楽しみの流れが壊れてしまいます。
そうなると、カメラが二台必要になります。
ただし、一眼レフ二台というのは、いかにも重装備です。かつて、一眼二台を担いで長期旅行をしたこともありますが、やはり大変で、その後挫折しました(笑)
結局、私が行き着いたのは、広角側を高級コンパクトで撮り、望遠側を一眼レフで撮るという軽量二台体制です。
具体的な話をします。
銀塩時代は、EOS Kiss か EOS55 にタムロンの28~200mmレンズをつけて行くことが多かったです。それに、ミュージアム等用にEF50mmF1.8Ⅱレンズと高感度フィルムを用意して旅をしました。
デジタル時代になって本格的中級一眼レフEOS20Dが発売されて、飛びつきました。そのレスポンスの良さと、慣れ親しんだEOSの操作性は素晴らしかったのですが、ずっしりした重さだけは少々苦労しました。
そこで旅レンズとしては、EOS20Dに標準ズームか、高倍率ズーム(シグマ18-200mm)のいずれか1本で済ますという期間が続きました。
ただ、標準ズームは画角に不満があり、高倍率ズームは画質に不満が出てきました。
そんな時、友人の使っているオリンパスのフォーサーズカメラの軽快さに驚かされました。
私的には画質も満足のいくものでした。長期旅行での撮像素子ゴミ問題を解決する高性能のダストリダクション・システムも魅力的でした。
そんな経過から、現在の私の旅カメラの標準仕様は、
1.オリンパス E-520+ズイコー40-150mm(80~300mm相当)
2.リコー GX100(24mm~75mm相当)
の二台です。
これに、ズイコーの標準ズーム、パンケーキレンズ、マクロレンズのうち、どれか一本だけを予備に持参します。
小さなカメラバッグに全て収まりますので、重さが苦にならない組み合わせです。
本当をいうと、GX100は、やはりコンパクトカメラですから、レスポンスと画質に限界があります。
さらに、超広角や超望遠も、たまには旅で使ってみたい気もします。
そこで、今後開発されるであろう、マイクロフォーサーズのカメラに期待しています。
画角と画質、操作性と軽量性、いずれも両立がなかなか難しい問題です。旅の楽しさを阻害しない程度にできるだけリズミカルに良い写真を撮りたいということなのですが・・・
人間の向上心というか欲望にはきりがありませんので、永遠の課題かもしれませんね。
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